本日は、お世話になった方へのご挨拶、議会の総括を書き、花見川区の国民運動委員会のための準備をしていました。
さて、昨年8月出版された坂本茂男さんの著書、「新日本出版社の資本主義の告発者とパンデミック、マルクス、エンゲルスの足跡から」と題した本をやっと読み終えました。坂本さんのパートナーさんは、私が看護師時代に大変お世話になった先輩で、本を出版されたというので、ちょっとずつ読んでいましたが、やっと本日読み終えました。
医学生向けに講義をした内容を月間学習で連載し、それを出版されたとのこと。コロナは今は少し下火にはなっていますが、パンデミックを起こした現状と、かつてイギリスでこれらが発生してきた実態とその背景を、劣悪な労働環境と、住環境、上下水道の在り方など様々な観点から検討されています。しかもマルクスやエンゲルスの手紙を通して、その人となりも垣間見ることができるような内容で、大英博物館には、一度行ったものの、坂本さんのような探求心をもって行っていなかったなあと思いました。江戸時代の日本の農業の排せつ物をためて肥料にしてきたことで、川などに流さずにいたことも検証され興味深いものでした。
膨大な参考文献をみると、いかに幅広く研究したうえで分かりやすく知らせているのか学ぶことができました。興味のある方はご一読を。