日本共産党千葉市議 中村きみえのブログ

ヤフーのブログから引き継いであります。。市議7期目となります。議会だけでなく様々なことを投稿します。よかったらお立ち寄りください。

お世話になります。日本共産党千葉市議の中村きみえです。議員として一市民として発信します。

最近読んだ本

26日坂本さん
本日は、お世話になった方へのご挨拶、議会の総括を書き、花見川区の国民運動委員会のための準備をしていました。
さて、昨年8月出版された坂本茂男さんの著書、「新日本出版社の資本主義の告発者とパンデミック、マルクス、エンゲルスの足跡から」と題した本をやっと読み終えました。坂本さんのパートナーさんは、私が看護師時代に大変お世話になった先輩で、本を出版されたというので、ちょっとずつ読んでいましたが、やっと本日読み終えました。
  医学生向けに講義をした内容を月間学習で連載し、それを出版されたとのこと。コロナは今は少し下火にはなっていますが、パンデミックを起こした現状と、かつてイギリスでこれらが発生してきた実態とその背景を、劣悪な労働環境と、住環境、上下水道の在り方など様々な観点から検討されています。しかもマルクスやエンゲルスの手紙を通して、その人となりも垣間見ることができるような内容で、大英博物館には、一度行ったものの、坂本さんのような探求心をもって行っていなかったなあと思いました。江戸時代の日本の農業の排せつ物をためて肥料にしてきたことで、川などに流さずにいたことも検証され興味深いものでした。
  膨大な参考文献をみると、いかに幅広く研究したうえで分かりやすく知らせているのか学ぶことができました。興味のある方はご一読を。

25日ライトハウス
 事務所の並びにある本屋さん。関口竜平さんは現在30歳、自宅の敷地で、小屋で本屋を始めてから5年。「ヘイト本を置かない」と主張され、この間、新聞赤旗の日刊紙、日曜版でも取材を受けて大きく取り上げられています。(千葉日報が取材された場にも遭遇しました。)先日は、なんとジャーナリストの浜田敬子さんが取材に訪れていて、お目にかかることができたのです。
 いつも定期購読はTHE・FULUTEの雑誌なのですが、話題の本などや興味のある本など取り寄せをさせてもらっています。(党のルートで他の本も購読しています)その際、レジにご自身が作者となった本が並んでいたので、読書は苦手な方なのですが、拝読しました。
 関口さんの高校時代のサッカーを通じての部活動。社会のあり方などが若い方の感性で、問題提起され、反ヘイト、反差別を掲げて本屋を運営することの大切さと、一般的な本屋に出向いたときに、掲載される本のタイトルや内容に閉口することも感じていましたが、とくに差別を受けるような人たちにとってそのような本の存在がいかに脅かしているのか、また教員免許を持った関口さんが本屋を通して、読者の方と結びついた取り組みや子どもたちが気軽に来られるような仕組みを作っていたり、自身の本も視覚障害のある方には購入された方についてテキストデータを提供するというどなたにでも読んでもらえるような取り組みがされているのです。
しかも、本屋の方が、本のすべての内容が分かるわけではないけれども、反ヘイトの本を掲げて主張することでマイノリティの方も含めて、居心地の良い場所になるような取り組みがされる「まなざし」があり、読んでいて若い方の柔軟性と本屋の可能性が拡がっているのだと感じます。
 一般の本屋さんと出版業界の内情なども垣間見ることができ、様々な立場で意見を表明していくことの大切さを学ばされました。哲学的な参考文献もズラリと紹介され、文学的な面でも本屋さんの教養も知性も光るものでした。今後も、引き続き、私たちの暮らしを照らしてほしい場所です。
 大月書店で1700円+税となっています。興味のある方はご一読を。

2日相続本
本日は、午前に、買い物支援の問題で打ち合わせをしたり、午後から雑用体のメンテなど行っておりました。さて、著者の西尾浩一さんが、フェイスブックで、いちばんやさしい「身近な人が亡くなった後の手続き・届け出」の本の紹介をされていたので、注文し、ざっと拝見しました。
仕事柄、突然亡くなった方の相談をつい最近も受けていましたし、身近な家族もこのところ亡くなっていたので、当事者の立場でも、書いてある本の意味がわかりました。
以前も葬儀やお墓の相談、亡くなる前の遺言書の書き方の相談、相続の金額や生前贈与など一定の知識は持っているつもりですが、やはり、司法書士、税理士、社会保険労務士の方の共著で、亡くなってからの時系列での手続きの必要なことを、把握することができるので、一冊持っていると助かる本だと感じます。
元気なうちに家族と相談しながらその意向も聞きつつ、話し合うことは大事ですね。
ナツメ社で1540円です(税込み)ぜひご一読を。

2日本
本日は、病院の受診や体のメンテなどを行い、亡くなった方の荷物の片づけ、夜は、気になる方の訪問などを行っておりました。
なかなか読書ができないのですが、やっと読み終えました。
 大月書店の「日本のSDGsそれってほんとにサステナブル?」と題して、高橋真樹さんの著書で、購入してから、途中まで読んでいたのですが、本日やっと読み終えました。
 SDGsなどと言っていますが、果たして日本はこれを実践しているのか、行う方向性はよくてもその進め方など、行おうとしている企業の思惑で、進み方が違う方向になっていないのか。その評価について逡巡していました。
 この本では、貧困、働き方、ジェンダー平等、教育、災害対策、エネルギーと気候変動、海洋プラスチック問題、作る責任、使う責任、先進的な自治体の実践例などが示されており、とても示唆に富んだお話となっています。
 テーマが大きく、また幅広い知識と問題認識がなければ、なかなか本にして出版することは難しいように思いますが、世界的な視野と日本各地での取り組みなども交えてすぐにでも実践すべきものがちりばめられていました。
 今後に活かしていきたいと思いますし、こうした話をもっと多くの方と議論していくことが大事だと痛感します。定価は1600円+税です。

14日老害の人
 今朝は、白石ちよ県議予定候補、Sさん、Cさんとともに宣伝しました。さて、この間、本屋さんで売り上げ一位となっていた「老害の人」内館牧子さんの本で、この間、「終わった人」「すぐ死ぬんだから」「今度生まれたら」を読んで、また、その流れで期待をして一気に読み終えました。
 高齢化が進む中で、高齢者の生きがい、人に頼りにされる生き方など考えさせられることが多いと感じました。私の周りの高齢者の方は、皆さん、精力的に活動されている方が多く、「老害」とは無縁の方が多いと実感します。年を重ねても生きがいをもって暮らしていくことの大事さ。若い人にも読んでもらいたいなあと思いました。
内容は、ご覧になっていただけたらと思います。

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