本日は一日会議でした。議会開会日に、党市議団の野島友介議員が、発議3号千葉市手話言語条例の制定について提案理由を述べました。
この条例は、手話を「福祉施策」ではなく、「言語権・言語施策」として手話を必要とする人が手話で話し合える環境をつくることを目的として、市の責務、市民、事業者の役割を定め、手話に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために制定するものです。
今回の提案にあたって、聴覚障害者団体の方から意見を聞き、賃金の低い手話通訳士の待遇改善、教育分野で子どもが手話を学ぶ機会を増やすことや、急病時に救急車にタブレットを常備し、リモートで手話通訳を通して病状を救命士に伝えることができるようにしてほしいとの要望(来年度は、動画配信など119番で対応できるようになります)などを紹介。全国で500を超える自治体が条例制定し、県内では習志野市、松戸市、市川市など7つの自治体で制定されており、制定を呼びかけていました。
この間、映画「コーダ」やドラマの「サイレント」「デフヴォイス」の聴覚障害の家族が題材になったものを見る中で、当事者でなければわからない悩みや苦悩が示され、こうした聴覚障害者本人、家族、関係者への理解を深めていく必要性も痛感していました。3月8日の保健消防常任委員会で審議されます。ご注目を。