2017年07月
地元検見川で避難所運営についての学習会
新たな仲間が増えました。&寺尾県議と畑町&朝日ヶ丘のお祭りに伺いました。
原水爆禁止世界大会に参加します。結団式に参加
LGBT自治体議員連盟研修会に参加しました。
(参加者全体で集合写真)
本日は朝の駅宣、午前中民生委員推薦会で、欠員の補充の対応を求めた後、LGBT自治体議員連盟研修会に参加しました。研修会には、千葉県からは私一人でした。夜の学習会には布施議員が駆けつけていました。
全国各地から約100名の議員が集い、5人のLGBT当事者である議員が呼びかけて世話人として運営されていました。
全国各地から約100名の議員が集い、5人のLGBT当事者である議員が呼びかけて世話人として運営されていました。
(世話人の石川区議、上川区議、前田区議、石坂区議)
石川区議は、中学校の宿題で憲法の前文、9条を暗記するような課題があり、それがきっかけで人権を学び気づき、25才で初めて当事者にあったと語ってくれました。
( 後から来た世話人の細田入間市議)
全国各地から参加した議員が議会名と名前、何を学びたいか20秒で話しました。超党派での参加でした。
まず明治大学法学部の鈴木賢教授から「自治体におけるLGBT施策の現状と可能性~LGBT法制化の担い手としての地方」と題して講演がありました。鈴木先生は北海道札幌市を拠点に20年も前からセクシャルマイノリティ問題を取り上げ、当事者たちと運動を続け市長に同性カップルの公的認証について144名の住民票を提出して当事者の可視化を図り、札幌パートナーシップ制を立ち上げ、超党派で取り組んできた内容が紹介されました。千葉市でもパートナーシップ制導入の動きのある自治体として紹介されました。
民間企業の従業員や顧客の家族扱い、自治体職員の福利厚生、公営住宅の入居容認、犯罪被害者遺族からの遺族給付金請求の動き、外国人同性カップルの在留特別許可の可否、男性同性カップルの里親認定など進んできていることが紹介されました。同性カップルの住宅ローンも都市銀行、地方銀行でも扱うようになっていることなど進んできています。大学でもこの問題を取り扱う事例も増えてきている。府中青年の家事件では、同性愛者への差別をしてはならない判決は出たが、波及効果はあまりなかった。自治体での条例に性的指向、性自認を明記しているのが都城市、多摩市、文京区であり、札幌市での性のあり方のパンフレットなどが紹介され、当事者の声を届ける重要性が強調され地方議会での取り組みへの期待が語られました。
続いて、長年文京区でジェンダーの問題を取り組み続けてきた日本大学危機管理学部鈴木秀洋准教授から「自治体におけるジェンダー・人権施策の進め方~SOGI・LGBT施策はすべてに通ず」と題して講演がありました。文京区で男女平等参画推進条例に禁止事項として性的指向又は性自認に起因する差別的な取り扱いを含む人権侵害をおこなってはならないと言う文言が入ることができた経緯を紹介されました。鈴木先生は、人権は憲法から考えていくことにこだわり、パートナーの選択は人格の中核をなすものだと取り組んできたことを熱く語ってくれました。相談窓口の充実、住民向けの啓発活動、職員研修、中学生への出前講座、支援団体との後援、携帯用の啓発カード、庁内での推進体制の取り組み、性自認および性的指向の困難解決に向けた支援マニュアルガイドライン制定に向けて尽力されました。トイレの問題での対応は課題だと話されました。
渋谷区長からは20代に渡米し、ゲイの方に出会い、帰国してからもカミングアウトした関係者との交流があったこと、トランスジェンダーで悩む人たちに接し、パートナーシップ証明書の発行を思いつき、当事者にも関わってもらい、保守的な人たちへの理解も深めてもらいながら条例を可決し、「ちがいをちからに変える街」を基本構想に掲げ、多様性を考えてダイバーシティの拡大を図ろうとし、課長さんも当事者の方が携わり広報啓発活動なども積極的に行っていました。
講義が終わり新宿二丁目で、NPO法人aktaに伺いました。ここは公益財団法人エイズ予報財団から委託された施設で、エイズの予防啓発のためのコミュニティセンターです。センター長の荒木さんからお話を伺いました。男性同性間のHIV感染者が特に若い世代で急増しており、相談、予防活動、検査普及などに取り組んでいることが紹介されました。貴重な施設ですが単年度の契約であり、安定した運営には、それなりの保障が必要だと痛感しました。
終わってから、懇親会で、当事者のリアルな話も聞くことができ、今後の参考になりました。