本日、議案質疑があり党市議団を代表して行いました。
●専決処分では、国民健康保険事業の56億円の繰り上げ充用と国保の医療と保健予防の在り方を質しました。
●補正予算
(1)加曽利貝塚については、秋ごろ、特別史跡に指定されることを受けて3550万円計上され、トイレや授乳室、バリアフリー化などを行いPRの予算が付きましたが、関係者の方の尽力を紹介し、その努力に敬意を表し、今後の課題や価値、来場者への対応などを質しました。
(2)保育士の給与改善について
千葉市で保育士が月額3万円賃金に上乗せされますが、一般労働者との賃金格差がどの程度改善されるのか、働きやすい職場にするための市の取り組みについて、長時間労働休みにくい職場を是正できるよう取り組みを求めました。
保育の質の確保についても、現場を経験せずに就職する保育士もあり、巡回指導員の指導などで対応できるようなものではないこと、多様な施設に対しての研修や課題の共有の在り方も質しました。
(3)都市モノレール車両基地耐震補強補助金について
今回、車両基地の安全性の対応や今後のモノレール事業を行ううえでの経営状況などについて質し、今後の公共交通の在り方についても市民への情報公開をしながら議論を深めていくことが求められているのではないかと質問しました。
●千葉市霊園設置管理条例の一部改正について
平和公園の管理を指定管理者制度の導入するためのものであり、本来、高い専門性と個人情報を扱い、市が直営で行うこと、議会軽視で進められた問題を批判しました。
●千葉市空き家等の適正管理に関する条例の全部改正について
空き家対策推進に関する特別措置法が施行され、市で条例改正ざれ、対策協議会を設置し、調査や計画を策定するなど定めるものです。
千葉市での空き家の原因を質し、代執行を行うことについては、権力の行使であり、慎重に対応することが求められるのではないか、財源確保は公費で対応を、空き地対策の強化での過料についてはさだめるべきではないと質しました。
●学校給食費の実施及び学校給食の管理に関する条例の制定について
小学校などで学校長が管理していたものから、市が徴収管理するものです。学校給食は教育の一環であるにもかかわらず、遅延損害金を徴収するのか、給食費の徴収率は99.65%であり未納者500人の実態調査は行われておりません。就学援助制度の周知徹底も含めて県内には給食無料化の自治体もあることを紹介し、無償化すべきではないかと求めました。
●千葉市公民館設置管理条例の一部改正について
犢橋の公民館が改築し再開できることは喜ばしいが、平成30年4月1日から指定管理者制度の導入を教育振興財団に非公募で行う条例です。
6月11日まで説明会を行い翌日12日に教育委員会で非公開の場で議案名を伏せ審議され、21日幹事長会議、22日の議運で示されたことについてなぜ直前で重大な案件を説明するのか批判し、公民館を考える会からの要望書や陳情を紹介し、市の説明が極めて不十分だということを指摘し、批判しました。年間の延べ利用者が113万人に対し、説明会は2204人にとどまります。職員の人件費カット分が8千万円ほど浮いた分を他に活用するようですが、市が管理運営費を削減し続け必要な財政措置をしてこなかったために、現場が苦労していることを指摘し教育基本法第16条、社会教育法第3条において、ふさわしい運営を求めました。
10年勤続した館長さん、主事さんがいるところなど事業を豊かに発展できることも指摘し、市が直営で責任を果たすべきだと求めました。
7月3日の常任委員会でも議論します。ぜひご注目ください。